2012年08月24日

古典音律ギター

 古典音律を用いた音楽をしてゆこうと、エンジェルスハープを開発しまして、普及指導を
進めてきました。県内、松本・長野・諏訪・塩尻・上田・安曇野の各市に教室を設ける事が
出来、徐々にですがレベルも上がり、エンジェルスハープ音楽の形が整いつつあります。


また、古典音律を用いた音楽を、ルネサンスから古典派及び印象派までのクラシック音楽の
世界にとどまらず、ポピュラー音楽のジャンルにも応用出来ないかという思いがあります。
それには、一般大衆的な楽器を古典音律で演奏出来るようにしてみようと考えました。

そこでまず始めに、ギターをやってみることにしました。

ギターは、マンドリン族やビオール族と同じフレットを持った、平均律楽器の代表のような楽
器です。これを古典音律で演奏するためには、フレットの間隔をウェルテンペラメントに変え
なければいけません。半音の間隔がオクターブ12等分された平均律ならば、6コースどの弦
のピッチも同じになりますから一本のストレートなフレットに理論的になります。

ところがウェルテンペラメントでは12個の半音間隔がそれぞれ異なりますので、ストレート
フレットでは成り立ちません。
ギターの6弦それぞれに個別に計算されたフレッティングの指板が必要になります。

この特殊なフレット間隔を計算するには、気の遠くなるような膨大な指数計算が必要になりま
すが、現在ではコンピューターという素晴らしい武器がありまして、瞬時にこれをやってくれ
ます。
しかしその計算プログラムをシステム化するのが大変な作業でしたが、ようやくピッチを算出
し、そのデータでフレット溝を加工する事に成功しました。

こうして、古典音律で演奏出来る指板が出来ました。

さっそく通常のクラシックギターに取り付けてみました。
そして、C・G・F・E・B♭・A とコードを弾いてみました。

なんともまろやかな甘い和音の響きが鳴ります。
旋律も流れるようになめらかです。
バッハ「主よ 人の望みの喜びを」を興奮の面持ちで弾いてみます。
   ファンタスティック♪

やはりバッハの音楽はロマンティックなんですね!

魅惑の三度・がギターでも再現できました。なんとも至福の喜びです!

パテント申請の予定もありまして画像はまだ公開出来ませんが、早速試奏会をしてみること
にしました。

多くのギター愛好者に試奏していただき感想・ご意見をお聞きするのが目的です。

1回目は7月に塩尻市市民タイムスホールで行いました。
第2回は、来月9月に行います。


  武田芳雄・新作楽器発表会
  
  場所   松本市中町・蔵シック館 2F会議室
  日時   9月7日(金)  午前10;00~12:00
  入場 無料


6弦がお互いに純正に共鳴し合うため、残響時間が通常のギターより長いように感じます。
サスティーンが良いと表現しますが!


     百聞は一見(一聴かな?)にしかず!

世界で唯一(?)のケルナー音律ギターを是非試奏してみて下さい。



















  

Posted by ベルクマイスター at 06:52Comments(2)