2007年04月14日

実践偏

 今回は、実際にどうやって古典音律で音楽をやればいいかを話して生きましょう。

 古典音律の美しさは、なんといっても和音の美しさです。もっとも簡単な方法は二人で出来ます。一人がドーと声を出します。高さは適当でもいいです、響きは相対関係ですから!
次にもう一人がミーと言って重ねましょう。ハモルわけですね。
でもどんなに正確にミの音程をとっても(正確といいますのは平均律においてですが)綺麗に響かないはずです。そこでミーと発声しながら、ミの音程を上下させ一番綺麗にハモル(協和する)ところをさがします。すこしずつ低くしてゆくと簡単に見つかります。

見つけられれば、人生ではじめての純正 長3度体験になります、魅惑の表現がおおげさでないときっと思われますよ。

 では、楽器ではどうすればいいでしょう?
わたしは、オクターブ12音の音程をそれぞれ微調整できるキーボードを使っています。
古典音律の種類はいくつかありますが、各音律の12音が平均律に対してどれだけずれているかというデータがあります。そのデータをキーボードに設定すると全音域で調整出来ます。コンピューターさまさまですね、でなければ特殊な訓練をうけた調律師の技に頼らねばなりません。こうして設定した基本楽器をもとに他の楽器をチューニングしたり、音程の訓練をしてゆきます。

文章にするとむずかしそうですが、フレットのない弦楽器、バイオリン属、二胡、馬頭琴、等はまず基本楽器で古典音律の音程の位置にマークをつけ練習してゆくと驚くほど速くなれてしまいます。ハープ属では全弦を基本楽器に合わせチューニングします。するとハープ本体のバイブレーションが高まり、ゆたかな音色に変わり3和音の響きとのびが格段にかわります。
歌も同様に基本楽器から音取りして「練習してゆけばいいですが、どんなキーボードを使うかはメーカー名もありますので、ご希望の方はメールでお答えしたいと思います。

ここまでくると、ほんとうかいな?と、ぎしんあんきになりますが、実践した結果でして決して神秘主義ではありません。

 私は、何種類かあるなかで、バッハより少し前の時代の音楽理論家ベルクマイスター氏が考案したものを使っています。バッハはこの音律で平均律クラビーア曲集を作曲したといわれています。
私のアイドルネームはここからとりました。

こうやって練習してきた曲がすこしまとまりましたのでコンサートやってみることにしました。
場所と時間は下のとうりです。

         馬場家住宅七夕コンサート

         「 馬頭琴とエンジェルスハープの調べ」

     日時  7月8日(日) PM3:00~

     場所  松本市内田357-6   重要文化財 馬場家住宅 tel 0263-85-5070
   
     入館料  300円  中学生以下及び70歳以上無料

     主催    弦楽器工房オフィス・ドルチェ TEL 0263-40-0105
     共催    重文馬場家住宅

まあ百聞は一見にしかずといいますか、騙されたと思って聴きにきてください。

12等分平均律が19世紀後半から世界的に普及して、音楽が大衆的なものになり今日の発展のおおきな要因になったことは間違いありません。がそれによって失われた物も大きいものではとの思いがわたくしの音楽感を変えました。
コンピュータにより、古典音律の響きが21世紀の新たな音楽を創造するかもしれません。

では次回からは音楽耳より情報というスタイルでユニークな話題を発信してゆきます。
今後ともよろしく!         
                                           ベルクマイスター




Posted by ベルクマイスター at 13:31│Comments(1)
この記事へのコメント
>まあ百聞は一見にしかずといいますか、騙されたと思って聴きにきてください。

騙されたとおもって聴きに行きます。とても楽しみです♪



ダチョウ刺丼なら食べました。いや、あれはうまい。
岩魚は・・・噂は聞いてるのですが残念ながら…(号泣)
Posted by ちゃる at 2007年04月14日 14:52
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